#author("2024-04-29T18:56:07+09:00","default:ogiwiki","ogiwiki")
#author("2024-04-30T18:01:13+09:00","default:ogiwiki","ogiwiki")
[[総研大2024]]

**2024/04/30 国語研の書き言葉コーパス [#he314895]
国語研の書き言葉コーパスについて最新の研究を含めて概説する。

-[[資料置き場>https://ninjal.sharepoint.com/sites/2024flrIIIA]]
--スライド1~3参照

***「現代日本語書き言葉均衡コーパス」(BCCWJ)の構成とサンプリング [#s89fe505]
-https://clrd.ninjal.ac.jp/bccwj/

-均衡コーパス(Balanced corpus)
--「バランスがとれている」「代表性」とは?
--コーパスの母集団の設定とサンプリング
--BCCWJのサブコーパス
--可変長と固定長

***参考リンク [#o1a9da5c]
-英語のコーパス リファレンス
--[[ブラウンコーパス マニュアル>http://khnt.aksis.uib.no/icame/manuals/brown/]] http://khnt.aksis.uib.no/icame/manuals/brown/
--[[BNCリファレンスガイド>http://www.natcorp.ox.ac.uk/docs/URG/]] http://www.natcorp.ox.ac.uk/docs/URG/
-現代日本語書き言葉均衡コーパス(BCCWJ)
--[[現代日本語書き言葉均衡コーパス:概要>https://clrd.ninjal.ac.jp/bccwj/index.html]]
--BCCWJの基本設計:https://clrd.ninjal.ac.jp/bccwj/basic-design.html
--サンプリング:https://clrd.ninjal.ac.jp/bccwj/sampling.html
--XMLによる電子化:https://clrd.ninjal.ac.jp/bccwj/XML.html

***BCCWJ2 [#pab5a646]
--BCCWJ拡張計画

***「日本語歴史コーパス」(CHJ)の構成 [#x9f78d1c]
-https://clrd.ninjal.ac.jp/chj/

-残された資料に限りがある(そもそも偏りがある)歴史的なコーパスの場合、現代語コーパス同様の「代表性」を求めることは困難

:近世以前|残されている資料が少なく、できるだけ(可能なら全部)コーパスに入れたい
:近世(後期)以降|偏りはあるものの選べるだけの資料があるが、それでもなるべく全文でいれたい(作品など資料単位で調査したい)

-[[『日本語歴史コーパス』>https://clrd.ninjal.ac.jp/chj/]]の中身
--中世以前は重要な資料をまるごと対象に
--近世の洒落本・人情本:年代・著者(・地域)のバランスを取って作品単位でサンプリング


***近代語コーパスの場合 [#p0de8288]
-[[近代雑誌コーパス>https://clrd.ninjal.ac.jp/cmj/]](現在はCHJの一部)
--多様な記事を含む「総合雑誌」を対象とすることでバランスを確保
--発行年での大まかなサンプリング
---[[「太陽コーパス」>https://clrd.ninjal.ac.jp/cmj/taiyou/index.html]]:8年おきに12冊ずつを対象
--その後の雑誌コーパスも8年おきに収録
---明六雑誌・東洋学芸雑誌・国民之友・太陽(・中央公論・文藝春秋)
-近代小説 
--複数の有識者が日本語資料として選定・投票した結果(1980年代に作成した資料)をもとにサンプリング
--https://www.jpling.gr.jp/taikai/happyo/yosi/2019/b/yosi_2019b_e3.pdf


***「昭和・平成書き言葉コーパス」(SHC)の構成 [#vfbcaa59]
-https://clrd.ninjal.ac.jp/shc/

-CHJの後を受けて現代までを通時的に研究するためのコーパス。1933年以降、8年おき11か年分(1933・1941・1949・1957・1965・1973・1981・1989・1997・2005・2013)を収録。
-2023年5月公開

:雑誌|1933~1957 年刊の『中央公論』と1965~2013 年刊の『文芸春秋』(8年おき11か年分)
:ベストセラー書籍|1933年以降、8年おき11か年のベストセラー書籍
:新聞|1933年以降、8年おき11か年の『読売新聞』奇数月2日の朝刊1冊

-[[論文:小木曽智信・近藤明日子・髙橋雄太・間淵洋子編(2024)「『昭和・平成書き言葉コーパス』の設計・構築・公開」『情報処理学会論文誌』65(2)>https://clrd.ninjal.ac.jp/shc/doc/IPSJ_SHC.pdf]]


***コーパスと著作権 [#xa8ac945]

-スライド参照


**2024/05/07 国語研のコーパスの形態論情報 [#n89c5b2a]

国語研コーパスへの形態論情報の付与について最新の研究を含めて概説する。

-[[資料置き場>https://ninjal.sharepoint.com/sites/2023flrIIIA]]
--[[資料置き場>https://ninjal.sharepoint.com/sites/2024flrIIIA]]
--スライド3~5参照

***コーパスの形態論情報 [#w3c3c79b]
--http://clrd.ninjal.ac.jp/bccwj/morphology.html

-短単位と長単位
--[[(スライド)長単位と短単位>https://lms.seikei.ac.jp/lms/lginLgir/index?target=0APt-XEr]] 参照
--[[長単位と短単位・資料>https://lms.seikei.ac.jp/lms/lginLgir/index?target=gZObmws_]] 単位切りの例
--(参考)動画:コーパス検索システムの言語単位『短単位』 https://youtu.be/s5akpYOzNIU


-コーパス検索アプリケーション「中納言」と短単位と長単位
--[[中納言の使い方>https://lms.seikei.ac.jp/lms/lginLgir/index?target=0WibhrTq]]



***品詞体系 [#d6776112]
-BCCWJ・CHJは[[UniDic>https://clrd.ninjal.ac.jp/unidic/]]の品詞体系にもとづく(BCCWJのために開発されたのがUniDic)
--[[授業資料/UniDicの品詞体系]]
--[[授業資料/UniDicの見出し語階層]]

***コーパスへの形態論情報の付与 [#sfd1b3f3]

-短単位:MeCabとUniDicを使った形態素解析で情報付与
-長単位:Comainu(など)で短単位を組み上げる


***形態素解析を試してみる [#gf5bf622]
-[[Web茶まめ>https://chamame.ninjal.ac.jp/]](MeCabとUniDicによる形態素解析をオンラインで行うツール)
--https://chamame.ninjal.ac.jp/

***形態素解析の仕組み [#e1069790]

-[[授業資料/形態素解析]]


***参考資料 [#t1ff9987]
-BCCWJ関連報告書 http://clrd.ninjal.ac.jp/bccwj/doc.html
--形態論情報規程集(PDF) [[第4版 上>http://doi.org/10.15084/00002855]]・[[第4版 下>http://doi.org/10.15084/00002856]]

//※冊子を配布します。



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