授業資料

Excel:VLOOKUP関数の使い方

※新しいExcelではより融通の利くXLOOKUP関数が使えます。

例1:形容詞の意義分類別の集計

Sheet1 用例の表

割合+が+形容詞 の検索結果

Sheet2 意義分類表

形容詞(語彙素)基準プラスマイナス
高い高低プラス
低い高低マイナス
多い多少プラス
少ない多少マイナス
大きい大小プラス
小さい大小マイナス

Sheet1 で参照

例2:「~てしまう」の用例検索結果を上接動詞の語彙素と「しまう」の活用形で集計するには

ほしい表のイメージ(たとえば「読んでしまわ(ない)」を[読む/未然]として集計)

動詞未然連用終止連体
読む11032
書く2804
見る21154
:::::

方法:上接動詞をキーとした用例の表で、2語後に来る語の活用形を含む表をVLOOKUPで参照して入力する

Sheet1 上接動詞をキーとした用例の表

「(動詞)てしまう」の検索結果、キーは上接動詞

キー: 品詞 LIKE "動詞%"
AND 後方共起: 語彙素="て" ON 1 WORDS FROM キー
AND 後方共起: 語彙素="仕舞う" ON 2 WORDS FROM キー

Sheet2 「しまう」をキーとした用例の表

「(動詞)てしまう」の検索結果、キーは「しまう」

キー: 語彙素="仕舞う"
AND 前方共起: 品詞 LIKE "動詞%" ON 2 WORDS FROM キー
AND 前方共起: 語彙素="て" ON 1 WORDS FROM キー

ほしい表を作るには

シマウ活用形 =VLOOKUP(C2,Sheet2!X:Y,2,False) *2

例3:分類語彙表の意味分類を取得

手順

  1. 分類語彙表のデータ(BunruiNo_LemmaID)をExcelで読み込む(テキストインポートウィザードから)
  2. 中納言での検索結果を開く
  3. 中納言での検索結果の隣のシートにBunruiNo_LemmaIDをシートごとコピーしておく
  4. 中納言での検索結果のシートから語彙素IDを使ってBunruiNo_LemmaIDを参照して分類語彙表番号の意味分類を取得
  5. 集計用に分類語彙表番号の意味分類を整える

例:BCCWJ「可愛い」の次にくる名詞の意味分類

体-主体-人間432
体-主体-家族282
体-活動-心200
体-関係-事柄194
体-自然-動物125
体-生産物-衣107
女の子98
子供56
51
43
34
赤ちゃん30
女性30
男の子20
坊や11
ベビー5
自分5
少女5
子猫16
15
子犬15
ペット10
5
4
黒猫3
河童3
小鳥3
愛犬3

*1 サンプル中の語の位置、10きざみ
*2 X:Yは位置情報と活用形が入っている列
*3 アザラシなし

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