近年、コーパス言語学が注目を集めている。コーパスとはコンピュータに蓄えられた大規模な言語資料で、これを利用することでこれまで行うことのできなかった研究が可能になりつつある。特に英語学の分野での発達が著しいが、日本語学の分野でも今後の発展が期待される分野である。
この授業では、コーパスを代表とする日本語学とコンピュータが関わる分野を中心に講義を行う。文字コードや、資料の電子化や現在コンピュータで利用可能な国語資料、形態素解析システムなどについて解説する。さらに、現在構築が進みつつある本格的な日本語コーパスについて紹介する。
以下の各テーマについて、それぞれ2~3回程度の授業を行う。
スライドを用いた講義形式で行う。 一部、実際にパソコンを使った実習的な内容を含む。 ただし、受講者の人数によっては方法を変更する場合がある。
出席・期末テスト・小レポート等を総合して評価する。
特になし。
特定の教科書は使用しない。Webページの形で提示するほか、必要に応じてプリントを配布する。
授業時に紹介する。