授業資料
Excel:VLOOKUP関数の使い方
- VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,[検索方法])
- 検索値
- 範囲
- 列番号
- 検索方法:True/False(あいまい検索するかどうか)。検索値が文字列の場合はFalseにしておく。
例1:形容詞の意義分類別の集計
- 用例の表に、別途用意した「意義分類表」の値を参照して入力する
Sheet1 用例の表
割合+が+形容詞 の検索結果
Sheet2 意義分類表
形容詞(語彙素) | 基準 | プラスマイナス |
高い | 高低 | プラス |
低い | 高低 | マイナス |
多い | 多少 | プラス |
少ない | 多少 | マイナス |
大きい | 大小 | プラス |
小さい | 大小 | マイナス |
Sheet1 で参照
- 基準 =VLOOKUP(G2,Sheet2!$A$2:$c$7,2,False)
- プラスマイナス =VLOOKUP(G2,Sheet2!$A$2:$c$7,3,False)
- どの行からSheet2を参照する場合も範囲は固定なので、$A$2:$c$7のようにセルの行列に$を付けて絶対参照にする。
例2:「~てしまう」の用例検索結果を上接動詞の種類と「しまう」の活用形で集計するには
ほしい表のイメージ(たとえば「読んでしまわず」を[読む/未然]として集計)
動詞 | 未然 | 連用 | 終止 | 連体 | … |
読む | 1 | 10 | 3 | 2 | … |
書く | 2 | 8 | 0 | 4 | … |
見る | 2 | 11 | 5 | 4 | … |
: | : | : | : | : | … |
方法:上接動詞をキーとした用例の表で、2語後に来る語の活用形を含む表をVLOOKUPで参照して入力する
- 「サンプルID」と「連番*1」をつかって別の表を参照する
- 「サンプルID」と「連番」を結合して用例位置が一意に決まる列(位置情報)を用意しておく
Sheet1 上接動詞をキーとした用例の表
「(動詞)てしまう」の検索結果、キーは上接動詞
キー: 品詞 LIKE "動詞%"
AND 後方共起: 語彙素="て" ON 1 WORDS FROM キー
AND 後方共起: 語彙素="仕舞う" ON 2 WORDS FROM キー
Sheet2 「しまう」をキーとした用例の表
「(動詞)てしまう」の検索結果、キーは「しまう」
キー: 語彙素="仕舞う"
AND 前方共起: 品詞 LIKE "動詞%" ON 2 WORDS FROM キー
AND 前方共起: 語彙素="て" ON 1 WORDS FROM キー
- 位置情報(活用形のひとつ左の列に入れておく): =A2&"-"&(B2-20)
- この表の「連番」はSheet 1の連番+20(2語あと)になるので-20する
ほしい表を作るには
シマウ活用形 =VLOOKUP(C2,Sheet2!X:Y,2,False) *2